2006年6月に世界中で放映された
NHKワールド「ニッポン先端人」(双雲ドキュメンタリー)の感想例
※NHKの方に翻訳して頂きました。
■(オーストリア人 男性 23歳 ソフトウェア開発) 武田双雲さんが次に書く文字を見つけるプロセス、さらには彼がストリートアーチストであったことに大変興味を持ちました。また、一つの字を書きあげるのに、ぴったりくる表現ができるまで、あのように時間をかけるとは夢にも思いませんでした。双雲さんは先端人だと思いました。彼の作風はまったく型にはまらないもので、他では見たことがないものだと思います。この番組を見るまでは、書道の持つ深い意味について考えたことはありませんでした。オーストリアでも書道をたしなむ人はいますが、ドイツ語の文字を書いているか、漢字を真似しているだけで、意味を考えていないと思います。この番組を見て、書道に対する印象が変わりました。今までアートという風にとらえていませんでした。また、日本人は西ヨーロッパ人より・自分たちのルーツとつながっているように思いました |
■(イギリス人 男性 30歳) 番組を楽しませていただきました。夢中で見ていたので、あっという間に終わってしまった感じがしました。『人生』という双雲さんの作品が素晴らしいと思いました。作品が完成するまでの発想や概念、とてもエキサイティングだと思います。この作品のレプリカを購入できる場所があるのでしたら、ぜひ買いたいと考えています。また、強い反戦の思いを込めた『戦』もとても好きです。 双雲さんが書道を志すようになった過程が、非常に興味深く、先端人にふさわしいと思いました。学校や大学の先生のすすめがあったわけではなく、サックス演奏者からインスピレーションを得て、同じように創作の道を志すようになったというのがおもしろかったです。伝統芸術の道を進みながら、平和や平穏のメッセージを伝えたいという思いから、既存のものとは違った、自らの感性が生み出した、抽象的な作風を持つ若者。自分だけのアートを、既存の芸術から作り出すというところがまさに先端的です。しかも、国境を越えて世界でも活躍されています 西洋人には、事前に何らかの情報がなければ書道を理解するのは非常に難しいことです。しかし、双雲さんのようなアーチストを見れば、絵画や彫刻などの芸術を理解する心を持つ視聴者であれば、書道も同じような芸術であることがよく理解できると思います。 日常生活の中で、書道は日本人にとってどのようなものであるのか、もう少し紹介して下されば良かったと思います。英語の表記をつけながら、色々なタイプの書道を紹介して下さったら、さらに双雲さんの書が理解できたように思います。 若者からお年寄りまで展覧会を訪れている様子から、日本人は自らの文化に興味を持ち続けていることが分かりました。また、双雲さんを通して、日本人は自らの文化を欧米などに紹介することにオープンであり、新しい技術を受け入れることにも柔軟であることを知り、大変心ひかれました。 |
■(マレーシア人 女性 学生) 書道の存在は長いこと知ってはいたものの、私にとっては全く未知の世界なので、番組を通してとても興味を持つようになりました。 日本のアートシーンにとって、武田双雲さんは非常に重要なアーチストだと感じました。 彼の作品、そして人気ぶりにも感心しました。伝統的な書道を使って、全く違ったアートが生み出せるのだということが大変おもしろいと思いました。武田双雲さんが自分のアートを生み出しているのが良かったです。書道は趣味でやるものではなく、長い年月をかけ、努力と才能によって優れた書道家になることが分かりました。武田双雲さんは先端的なアーチストだと思いました。ストリート書道家から始まり、舞台のパフォーマンスも行う書道家へと転身した双雲さん。日本のアートシーンへの彼の貢献度は、計りしれないものであると思います。 作品づくりに対して非常に情熱的であることにも感心しました。ローマ字だけを書き慣れている私にとって、書道はとても難しいもののように感じます。この番組を見て、日本の書道についてもっと知りたいと思うようになりました。15分という時間の制検w)タはありましたが、もう少し書道自体の説明もしていただければ良かったと思います。書道を日本人がいかに大切にしているかを知り、日本への印象が変わりました。 |
■(アメリカ人 男性 ニューヨーク在住) 武田双雲さんの作品が非常に良かったです。展覧会や作品集の作品は、まるで壁に描くグラフィティのようでした。その余白の取り方が素晴らしいと思いました。双雲さんのアトリエの庭の木々が禅庭を思わせ、とてもよい環境だと思いました。また、海で砂の上に文字を書いているのも印象的でした。 |
■(スウェーデン人 男性 起業家) 番組では、書道家の武田双雲さんが、作品を通して、自分の気持ちを伝えている様子が描かれ、ファンの人たちにその気持ちが通じていることがよく分かりました。これはすべての芸術に共通することであるように思います。私はこれまで14回も日本を訪れているにもかかわらず、書道についてほとんど知識がありませんでした。しかし、漢字が読めないにも関わらず、とても明るい人柄の若者、武田双雲さんを見ているのが非常に楽しかったです。彼の情熱や幸福感がこちらにも伝わってくるようでした。双雲さんがインスピレーションを得る様子や気持ちを見ている人たちに伝えようとしているのを通して、書道の世界が少し理解できるようになりました。書道というのは、一人で書くものだと思っていたので、たくさんの人が双雲さんがステージで字を書くのを見に来る様子にはとても驚きました。今まで書道とは縁がありませんでしたが、日本の伝統芸術である書道について少し知ることが出来てとてもよかったです |
■(イギリス人) 私の元同僚で、東京に住んでいたことがあり、書道を習って今教えているという人がいるのですが、毎年年賀状に墨でいくつかのメッセージを書いてきてくれます。私は漢字が読めないにもかかわらず、常々それを見て書道の文字は美しいと思っていました。しかし、外国人にとって日本は非常に不可解な国であり、意図せずにしばしば日本人を怒らせるようなことを言いがちであるように思います。コミュニケーションは、文字や話し言葉によって成り立つわけですが、誤解が生まれてしまうのは、漢字というものが、明確な意味があるわけではなく、色んな意味合いに受け取れるということから来ているのではないでしょうか。 書道というのは非常に興味深いテーマなのですが、同時に複雑なものであるとも思いました。武田双雲さんの展覧会での『波』という作品は大変素晴らしいと思いました。また、『人生』という作品も非常にかしこいと思いました。しかし、漢字が読めないと、書道の作品は見ていて美しいという以上に、その意味合いを理解するのが困難であるように思います。双雲さんは、ストリート書道をしたり、ライブパフォーマンスをしたり、慣習にとらわれず、先端的な日本人だと思いました。 |